粉河町指定文化財 美術工芸品 平成9年2月14日指定
粉河寺阿弥陀如来像(露座仏)
所在地 粉河町粉河 所有(管理) 粉河寺 |
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文久2(1862)年作 鐫字 総長210cm 像長144cm
粉河鋳物の中で数少ない鋳銅仏像として貴重な作品である。その容姿は均整のとれた円満なお顔立ちで来迎仏にふさわしい大作である。
粉河鋳物師として有名な増井盛信が鐫字(文字の刻印)したもので、紀州八代藩主徳川重倫や妹君、光安院の御生母、清信院によって寄進された。
千日回峯行を成し遂げた幕末の粉河寺主願海が銘文を寄せた。銘文は両肩の背面と右膝側面に刻まれ梵字が多い。 |
粉河町指定文化財 庭園 平成8年2月21日指定
粉河寺御池坊庭園(非公開)
所在地 粉河町粉河 所有(管理) 粉河寺 |
時代 江戸初期 池泉鑑賞式庭園 作者 不詳
山麓を巧みに利用し、築山としてその山裾から湧出する泉が渓流にそそぎ、滝となって池に落下する。池には自然石の石を架している。
本庭園は、うっそうとした樹林をとりいれた自然美の格調高い名園である。 |