昭和30年4月1日町村合促進法に基づいて粉河町・長田村・川原村・竜門村の1町3村が合併、同年7月1日王子村の一部大字井田・東野を編入。昭和31年9月30日鞆渕村を編入合併して、新粉河町が誕生いたしました。
粉河寺の門前町として発展し、平安末期から戦国期にかけて隆盛を極めました。天正13年の兵火にかかり寺と運命をともにしましたが、江戸時代に入り寺の復興とともに街並も整い、紀北一帯の物資の集散地として繁栄しました。一方、南東部の鞆渕は石清水八幡宮領を経て南北朝期以降、明治維新まで高野山領でした。
粉河寺、長田観音、鞆渕八幡宮などの著名な古社寺も多く、紀の川流域の粉河寺境内と竜門山一帯は紀仙郷県立自然公園の一角をなしています。
北は和泉山脈の美しい自然を生かしてつくられたハイランドパーク粉河は関西国際空港を一望できる展望台をはじめアウトドアスポットとして身近な憩いの場として脚光を浴びています。
南は紀伊山脈が東西に走り紀州富士といわれる竜門山・自然豊かな竜門山ハイキングコースと近年アウトドアスポーツとして壮大な景色を眺めながら風に乗るハンググライダーは山頂附近竜門山テイクオフ基地よりテイクオフされており新たなスポットとして大勢の人々が飛び立っております。
又、町中央部にはコミュニティスペース粉河ふるさとセンターがあり、心と心をつなぐ交流の場、出会いの場として名実ともにふるさとづくりの拠点となっています。
主要産業は、柑橘類を中心とする果樹栽培ですが特にみかんは有田地方と並ぶ県下の主要産地です。
町では「観光、産業、福祉立町をめざして」を基本目標に郷土愛に満ちたまちづくりをすすめています。
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